第29回介護福祉士試験

第29回介護福祉士試験を受験されたみなさま。お疲れ様でした。

今年の試験の講評と合格基準の予想をしたいと思います。

 

今年の試験は、「実務者研修」が受験の要件となりましたので、昨年度の約16万人から約8万人に半減しました。

 

●試験内容は、今年の試験から、医療的ケアが5問追加され、介護の基本が16問→10問、生活支援技術が20問→26問に変更されました。

 

 

●出題内容ですが、120問中、過去出題された内容は106問、初めて出題された内容は19問でした。出題傾向もおおよそ例年通りでした。

 

●難易度で分析

 

第29回試験を、A(難しい)、B(普通)、C(易しい)で分類すると次のようになりました。今年も例年通りパレートの法則どおりとなっていました。

 

●出題形式は、事例問題の推論型の出題が減り、知識を問う解釈型の出題が多めに出題されたようです。図表イラスト問題は、4問。新しいパターンも出題されましたが一般常識で解ける内容でした。

 

 

●今年の受験生は、実務者研修の修了者のみが受験していますので、例年よりも合格基準は上がることが予想されています。

 

例年であれば、今年は推論型が少ない年でしたのでおそらく73点くらいになるかと思いますが、実務者研修修了者のみの受験なので、少し高めで75点くらに落ち着くのではないかと思います。(今年は科目が追加されたので予想が難しいですが、80点あれば安心ラインではないかと思います)

 

しかし、今年は受験生が半減していますので、介護福祉士を増やすために60%以上に上げる可能性もあります。その場合は、合格基準はもっと下がると思いますので74点以下でも希望をもって3月28日の合格発表を待ちましょう!